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【連載⑤】「マルタ騎士団、地中海の星~世界史に刻まれるマルタ島」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

【連載⑤】「マルタ騎士団、地中海の星~世界史に刻まれるマルタ島」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>
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世界史に度々登場するマルタ島はどこにあるのか、その答えは地中海の心臓部にあります。地中海に浮かぶマルタ共和国の魅力を探求するこの記事は、歴史愛好家にとってまさに宝物です。

この記事では、マルタ騎士団の歴史的な役割と、マルタ島の城塞めぐりがどのようにこの島の過去と現在を繋ぐかを探ります。また、独自の視点から、マルタ島の隠された歴史と文化の豊かさを紐解いていきます。

  • マルタ島の地中海における地理的な位置
  • マルタ騎士団の歴史とマルタ島における役割
  • マルタ島の城塞とその歴史的重要性
  • 日本人ガイドによるマルタ島の文化と歴史の解説

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【原文】「マルタ騎士団、地中海の星~世界史に刻まれるマルタ島」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

「マルタ騎士団、地中海の星~マルタ島の世界史」:原文そのまま

マルタ騎士団、地中海の星

 あのニューヨークの “世界同時多発テロ” の時、崩壊したツインタワーの瓦礫の中に立ちつくし、怒りに震えるブッシュ大統領はこう叫んだ。 「これは、もはや戦争だ。 これは、もはや現代の十字・・・」とまで言いかけて、「これは・・・、テロに対する戦いだ。」 と言い換えた。 あの時、興奮していた彼は、“これは、もはや現代の十字軍の戦いだ。” と言おうとしていたのだ。 我に返った彼が言い換えたのには理由がある。

 多民族国家であるアメリカには、 多くの“イスラム教徒” も住んでいる。 信仰の自由を世界のどの国よりも認めているアメリカは、 “十字軍” という言葉を出すことによって、 “イスラム教徒” を敵対視することになる。 そんな、「民主的」 な国家で、 中世に、 キリスト教徒がイスラム教徒を打ち負かした、 “十字軍” という言葉を安易に使うことはできない。 多民族国家を束ねる “リーダー”の苦しい “こころ配り”の一面を見た気がした。

 シシリー島から南へ1時間ほど飛ぶと、 そこにマルタ島がある。 この島には機会があれば、迷わず訪れるべきだ。 “中世マルタ騎士団”の名で知られるこの島は、中世の宗教戦争の時にイスラム教徒から、聖地 “エルサレム” を奪回するために活躍した“十字軍” が駐留していた島なのだ。つまり、キリスト教徒にとっては、この島が“最前線”となり、ここから海を渡って戦いに出発して行ったのだ。そのため、イスラム教徒にこの島を「落とされる」 と、 それは “敗北”を意味する。 だから、島には中世に造られた難攻不落の “城塞” がそのまま残っている。

 現在では「マルタ共和国」と呼ばれるこの小さな国は、歴史的にキリスト教徒にとっては、重要な島なのだ。 人類の永遠の課題であるキリスト教徒とイスラム教徒との対立は、この頃から繰り返されているが、 以前、イスラム問題を解決するための国際会議の「サミット」 の議場に、この小さな“マルタ島” が選ばれたのも、この島が “十字軍” にゆかりのある島だったからだ。

 これまで、この小さな国は、いろいろな国に支配されてきたが、 最後はイギリスに統治されていたため英語がよく通じる。 この島の観光は、 “城塞めぐり”ということになるが、 これがなかなか興味深い。それほど観光化されておらず、 中世当時のそのままの様子をうかがうことができる。 一日もあればすべてを観て歩く事ができる。 十字軍ゆかりの「遺品」を展示した広場や博物館などがあるが、当時の義勇兵が、 いかに “重装備” で敵に向かって行ったかがわかる。 さらに驚いたことには、こんな島にも、2人の日本女性が住んでいた。2人とも“ガイド” をやっていたが、そのうち1人は、「小倉」出身だった。“マルタ島” 出身のイギリス人と結婚したため、ここに住むことになったと言う。 彼女が、僕のツアーのガイドをやってくれたが、この島でしか飲めないという“マルタビール” をご馳走してくれた。 故郷、 “小倉” の話に花が咲いた。 イタリアまで行く機会があれば、是非、訪れて欲しい・・・。

※著作権者:「O氏」

著作権者

著作権者:「O氏」

海外ツアーコンダクターとして世界を旅した経験豊かな旅行家であり、その深い洞察と豊かな表現力で旅の魅力を伝える当ブログに登載した「旅行記と旅エッセイ」の著者(※著者から当ブログへの掲載の承諾を得ています。)※著者からの挨拶

  1. 過去の情報であることの確認: この記事の内容は過去の体験に基づいており、現在の状況と異なる可能性があることを理解してください。
  2. 最新情報の確認の重要性: 道路状況、観光地のアクセス、安全基準などに関しては、事前に最新の情報を確認することが重要です。
  3. 法律と規制の遵守: 現地の法律や規制、特に軍事施設や制限区域へのアクセスに関しては、適切な許可や手続きを確認し、従うようにしてください。
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【要約・解説】「マルタ騎士団、地中海の星~世界史に刻まれるマルタ島」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

  • 「マルタ共和国:地中海に浮かぶ歴史の宝庫」マルタ島
  • 「中世マルタ騎士団の遺産とその影響」
  • 「マルタ島の城塞と中世の遺産」
  • 「十字軍の影響下でのマルタ島の役割」
  • 「多文化が交差するマルタ:歴史的な対立と共生」
  • 「日本とマルタの意外なつながり:島の日本人ガイドの物語」

「マルタ共和国:地中海に浮かぶ歴史の宝庫」マルタ島

この記事では、マルタ共和国の地理的な位置とその歴史的な重要性に焦点を当てます。

地中海に浮かぶこの小島が、古代から現代に至るまで、さまざまな文化と政治勢力の交差点としてどのような役割を果たしてきたのかを探ります。また、この地が古代文明の興亡の証人であると同時に、現代のグローバルな政治の文脈でも重要な位置を占めていることを詳述します。

  • マルタ共和国の公式ウェブサイトwww.gov.mt
  • 地理的な位置
  • マルタは地中海に位置する小さな島国で、小さな島々から構成され、主に珊瑚礁の石灰岩でできています。World Atlasのウェブサイトでは、マルタの概要地図や主要な事実が提供されており、その地理的な位置や背景を理解するのに役立ちます​。

「中世マルタ騎士団の遺産とその影響」

「中世マルタ騎士団の遺産とその影響」

マルタ島は、中世の宗教戦争の時代において、キリスト教とイスラム教の対立の最前線でした。この記事では、マルタ騎士団の成立、彼らの活躍、そして聖地エルサレムを巡る戦いにおける彼らの重要性に焦点を当てます。また、彼らの遺した城塞やその他の建造物が、現代マルタ島にどのような影響を及ぼしているかを掘り下げます。

「Sovereign Order of Malta」の公式ウェブサイトでは、中世マルタ騎士団に関する詳細な情報、歴史的な背景、そしてその影響についての詳細が提供されています。

「マルタ島の城塞と中世の遺産」

「マルタ島の城塞と中世の遺産」
マルタ島城塞のイメージ画

この記事では、マルタ島に点在する中世の城塞とその歴史的価値に焦点を当てます。

これらの城塞が、十字軍時代の重要な防衛拠点であったこと、そして今日まで残るその壮大な建築と歴史的な意義を詳細に紹介します。観光化されていないこれらの城塞が、訪問者にどのようなユニークな体験を提供するかも探ります。

このサイトでは、マルタの軍事建築遺産の歴史と重要性について詳細に説明しており、中世のマルタ騎士団の時代からブリティッシュ期までの範囲がカバーされています。

「十字軍の影響下でのマルタ島の役割」

マルタ島が、中世の十字軍の歴史においてどのような重要な役割を果たしてきたのかを詳しく解説します。この記事では、十字軍がどのようにしてマルタ島を戦略的な拠点として利用し、その結果島が歴史の中でどのように変遷してきたのかを探ります。

このサイトでは、1522年の十字軍時代に、オスマン帝国によってロードスから追い出された聖ヨハネ騎士団がマルタ島に移動し、その後島の要塞化と拡張を行った歴史について解説しています​​。

1565年には、オスマン帝国がマルタ島を侵攻しようとする「マルタ包囲戦」が発生し、この激しい戦いで騎士団とマルタの人々は共に戦いました​​。包囲戦後、ラ・ヴァレッタ大司教はマルタの要塞化を強化し、新たな都市バレッタの建設を始めました​​。その後、騎士団は多くの建築や文化プロジェクトを進め、新たな病院や解剖学校を設立するなど、島の発展に貢献し続けました​​。

このウェブサイトを訪れることで、十字軍時代のマルタ島と騎士団の関係、およびその後の歴史的な影響についての洞察を得ることができます。

「多文化が交差するマルタ:歴史的な対立と共生」

「多文化が交差するマルタ:歴史的な対立と共生」
多文化が交差するイメージ画

この記事では、マルタが古代から現代に至るまで多様な文化と宗教の交差点としてどのように機能してきたかを検討します。

特に、キリスト教徒とイスラム教徒の長い歴史的対立と、それにもかかわらず存在する共生の可能性について深く探ります。

このサイトでは、マルタがいかにして多様な文化と宗教の交差点として機能してきたか、またキリスト教徒とイスラム教徒の間の長い歴史的な対立と共生についての情報が提供されています。

「日本とマルタの意外なつながり:島の日本人ガイドの物語」

「日本とマルタの意外なつながり:島の日本人ガイドの物語」
日本人女性ガイドのイメージ画

最後に、マルタ島に住む日本人ガイドの個人的な物語を通じて、マルタと日本の間の意外なつながりを探ります。彼女たちの経験から、マルタ島の国際的な側面や、異文化間の交流がもたらす影響について詳細に述べます。

これらの見出しは、マルタ島の豊かな歴史と文化的な多様性、そしてその地が世界史において果たしてきた重要な役割を読者に伝えることを目的としています。

このサイトでは、公認の日本人ガイドによるマルタ島の終日ツアーに関する情報が掲載されており、マルタ島で活動する日本人ガイドの存在や彼らの提供するサービスについて詳しく知ることができます。

まとめ:「マルタ騎士団、地中海の星~世界史に刻まれるマルタ島」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

  • マルタ島が地中海に浮かぶ歴史的な宝庫である
  • 中世のマルタ騎士団の成立と活躍に焦点
  • マルタ島の城塞の歴史的価値とその保存状態
  • 十字軍の影響下でマルタ島が果たした戦略的な役割
  • キリスト教徒とイスラム教徒の対立と共生の歴史
  • マルタ島に住む日本人ガイドとその物語
  • 複数の国に支配され、最終的にイギリス統治を受けたマルタの歴史
  • マルタ島の観光は城塞めぐりに重点
  • 十字軍ゆかりの遺品が展示された博物館や広場
  • マルタビールをご馳走になるエピソードと地元の人々との交流
  • マルタ島の地理的な位置とその文化的背景
  • マルタ共和国の公式ウェブサイトで提供される情報の重要性

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