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【連載⑰】イタリア料理の楽しみ方:イタリアにまずい店なし<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

【連載⑰】イタリア料理の楽しみ方:イタリアにまずい店なし<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>
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イタリア料理はその豊富なバリエーションと洗練された味わいで世界中に愛好者が多いが、”イタリア料理はまずい”との声も稀に聞かれます。この検索をしているあなたはもしかしたら、イタリア料理の独特の食文化や味わいに戸惑いを感じているかもしれません。

しかし、実際のところ、イタリア料理がまずいと感じる背景には、食文化の違いや誤解が隠れていることが多いのです。この記事では、なぜイタリア料理が一部の人々にとって受け入れがたいものとなるのか、その理由と共にイタリアの食文化を深く掘り下げていきます。

  • イタリア料理のコース構成と食べ方の伝統
  • 地域によるパスタや料理の多様性
  • 独特な”うす味”の理解とその魅力
  • イタリア料理が広く評価される品質の高さとその背景

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【原文】イタリア料理の楽しみ方:イタリアにまずい店なし<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

原文そのまま

“イタリア料理の楽しみ方”

 イタリアでは、どんなにスパゲッティが好きだといっても、スープと一緒に注文すると少し変な顔をされる。 なぜならスパゲッティはスープ代わりの食べ物にあたるからだ。 イタリアのコース料理は、おおまかに分けると、 アンティパスト(前菜) プリモピアット (第1皿)、 セコンド・ピアット (第2皿) デセルト (デザート) の4つの部分から成っているが、 第1皿で、 スパゲッティかスープのどちらかを選ぶことになっているからだ。 リゾットが選択肢に入っている場合もある。 第2皿は、 魚料理か肉料理のどちらかを選ぶ。 デセルトには、さっぱりしたジェラードを注文するのはどうだろう。

 

 しかし、スパゲッティだけでも、 日本人にとっては量が多いので、これだけの注文でもかまわない。 彼らも理解してくれている。 ただし、 サバティーニのような“リストランテ” では、コースで注文するのが礼儀だ。 ワインを傾けながら、ゆっくり食事を楽しむ場所だからだ。 “トラットリーア” は家族ぐるみでやっているような店で、 ” オステリーア“は、もっと気楽な居酒屋、定食屋といった感じの店だ。 こういった店では、スパゲッティ1品だけを注文してもOKだ。 こういった格安に食事ができる店でも、味だけは100%保証付きだ。 世界中を旅行していても、 イタリアと中国だけは、 どの店に入っても “あたりはずれ” は全く無い。 まずい店を捜すほうが難しいのだ。 それほど、 “食” のレベルが高い。 こんな時、あらためて、 “マンジャーレ”(食べて楽しむ) の国だなあと実感する瞬間だ。 日本で“パスタ”といえば、マカロニやペンネを思い浮かべるだろうが、イタリアでは、この他にも種類が多く、見たこともないパスタが出てくることがある。 その土地、 その土地でのパスタもあるからだ。 どの位の種類になるのか、誰も数えたことがないそうだ。

 

 生ハム、 メロンといえば日本でも知られたイタリアの食材だが、塩気の強いハムが多い。 それよりも、 オリーブ・オイルを使った魚介類の料理がうまい。 イタリア人ほどオリーブ・オイルの使い方を知っている民族はいないと思えるほどだ。ローマの空港 (レオナルド・ダ・ビンチ空港) を降りて、 バスでローマ市内に入るまでは、延々とオリーブ畑とピスタチオ畑が車窓からとびこんでくる。 ローマで、 まず、最初に関わる食材はオリーブなのだ。 スパゲッティならば、 魚介を使う “ボンゴレビアンコ” や “ペスカトーレ” は特におすすめで、 店の品定めをするには、これらを食べ比べると良くわかる。 これらが旨い店は、何を注文しても旨い。 日本のスパゲッティよりも、はるかに “うすあじ” で、 微妙な塩加減でまとめてある。 魚介からでるエキスも計算に入れて、からまっているか、いないかくらいの、オリーブ・オイルとニンニクの上品な味がするのだ。 味が薄いため、“物足りなさ” を感じ、いくらでも食べられる味付けになっている。とにかく、あとを引くのだ。もともと、 スパゲッティは第1皿なので、メインの第2皿が食べられるように、腹にもたれない “うすあじ” に味付けされているのだ。この微妙に調整された “うすあじ” が、 あとを引くのだ。 もちろん、アルデンテで出てくる。

 

 日本に帰って、この“味” に何度も挑戦しているのだが、同じ味がどうしてもだせない。挑戦してみては?

     ※著作権者:「O氏」 

著作権者

著作権者:「O氏」

海外ツアーコンダクターとして世界を旅した経験豊かな旅行家であり、その深い洞察と豊かな表現力で旅の魅力を伝える当ブログに登載した「旅行記と旅エッセイ」の著者(※著者から当ブログへの掲載の承諾を得ています。)※著者からの挨拶

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【要約・解説】イタリア料理の楽しみ方:イタリアにまずい店なし<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

  • スパゲッティとスープの文化的違和感
  • イタリアのコース料理の構造
  • 地域に根ざしたパスタの多様性
  • 量と味の違いへの認識
  • 異なる食事の場とそのマナー
  • 保証された美味しさとその背景:イタリアにまずい店はない
  • オリーブオイルを巧みに使う料理
  • スパゲッティの微妙な味わい
  • イタリア料理への挑戦と再現の難しさ

この旅行記(エッセイ)は実際の旅行の経験に基づいて語っており、その魅力や観光スポットなどが描かれています。

スパゲッティとスープの文化的違和感

イタリアではスパゲッティは通常スープの代わりとして扱われ、スープと一緒に注文すると不思議な顔をされる。スパゲッティは通常、プリモピアットとして供され、コース料理の一環として食べられる文化がある。

イタリアのコース料理の構造

イタリアの伝統的なコース料理は、アンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、デセルトという4つの部分から成り立っている。これにより、スープまたはスパゲッティを選ぶプリモピアットが重要な役割を果たしている。

地域に根ざしたパスタの多様性

イタリアの各地域では、その土地固有のパスタが提供される。これにより、国内旅行でさえも多種多様なパスタ料理を味わうことができ、各地の文化と食材の違いを楽しむことができる。

量と味の違いへの認識

イタリアのスパゲッティは量が多く、味も”うす味”で繊細なため、日本人には新鮮に感じられることが多い。これは食材本来の味を大切にするイタリア料理の特徴が反映されている。

異なる食事の場とそのマナー

イタリアにはリストランテ、トラットリーア、オステリーアなど、場所に応じて様々な食事スタイルが存在する。これらの食事場所はそれぞれ異なるマナーを持っており、食文化を深く理解する窓となる。

保証された美味しさとその背景:イタリアにまずい店はない

イタリア料理はその質の高さから、どの店を選んでも外れがないと評されることが多い。これはイタリア人の食に対する深い情熱と、各地域で受け継がれる独自の料理技術に支えられている。

オリーブオイルを巧みに使う料理

イタリア人はオリーブオイルを使いこなすことで知られ、特に魚介類の料理にその技術が光る。このオイルはイタリア料理の深い味わいを生み出す重要な要素である。

スパゲッティの微妙な味わい

イタリアのスパゲッティは、その軽やかでありながらも引き出される深い味わいが特徴。特に、アルデンテに茹で上げられたスパゲッティは、食感も含めてその味わいをより際立たせている。

イタリア料理への挑戦と再現の難しさ

日本に帰国後、イタリアでの経験を再現しようとする試みが多く見られる。しかし、独特の”うす味”や食材の使い方を完璧に再現することは容易ではなく、イタリア料理の深い理解と熟練が求められる。

【まとめ】イタリア料理の楽しみ方:イタリアにまずい店なし<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

  1. イタリアではスパゲッティとスープを同時に注文すると不思議がられる
  2. コース料理はアンティパスト、プリモピアット、セコンドピアット、デセルトから成る
  3. プリモピアットではスパゲッティかスープ、時にはリゾットから選ぶ
  4. 地域によって異なる多様なパスタが存在する
  5. スパゲッティは量が多く、日本人にはうす味と感じられることが多い
  6. リストランテではコース注文が礼儀とされるが、トラットリーアなどでは気軽に注文可能
  7. どの店でもまずい料理に当たることが少ないとされる品質の高さ
  8. オリーブオイルを巧みに使った料理が多く、特に魚介料理がおすすめ
  9. スパゲッティはアルデンテに茹でられ、微妙な塩加減が特徴
  10. 日本で再現しようとすると、独特の味わいを出すのが難しい
  11. イタリア料理は地域ごとの特色ある食材と伝統的な料理技術が保証されている
  12. 「食」を楽しむ国としての文化があり、食事は生活の中心とされる

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