アメリカのドライブ旅行は、広大な自然の美しさと多様な文化の融合を体験できる、まさに冒険の旅です。この旅行記では、アメリカ合衆国の壮大な道路網を使い、国を縦横無尽に旅する魅力を探求します。
有名なルート66から隠れた自然の驚異、デスバレーの神秘的な風景やクレーター・レイクの壮大な景色まで、アメリカの豊かな地理的多様性を紹介します。また、地図に載っていない町の謎や、軍用施設の秘密も探ります。
この旅行記を通じて、アメリカのドライブ旅行の楽しさと魅力を、あなたに伝えたいと思います。
- アメリカの広大な道路網と主要幹線道路のシステム
- 隠れた自然の驚異や未開拓の観光地の存在
- 地図に載っていない町や軍用施設の秘密
- ドライブ旅行の計画と安全についての重要性
【連載・まとめ記事】【連載・一覧】海外旅行の醍醐味を知る添乗員の旅行記&エッセイ
原文:「アメリカ、 “ドライブ旅行の楽しさ”」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>
「アメリカ、 “ドライブ旅行の楽しさ”」:原文そのまま
アメリカ、 “ドライブ旅行の楽しさ”
アメリカの地図があれば、すぐに広げてみよう。 できれば、 全米すべての道路が載っている 「ドライブ・マップ」 がよい。 そこには、網の目のように張り巡らされた「道路網」 があるが、 その中でも、全米の州をまたいで走る主要幹線道路は「インター・ステイト」 と呼ばれている。 この道路には番号がつけられ、 奇数は、南北に、偶数は東西に走る道路だ。 昔のアメリカ映画に「ルート66」というのがあった。 “66” は偶数である。 これは、ロサンゼルスとシカゴを東西に結ぶ道路として実際にある。 ニューヨーク、ロサンゼルスを東西に結ぶのが40号線、シカゴ、ヒューストンを南北に結ぶのが35号線で、この2つの線が、 アメリカを東西、南北に “横断”、“縦断”する大動脈である。 そして、この2つの線がクロスする街が 「オクラホマシティー」 だ。 僕は、この街に住んでいた事がある。 つまり、 アメリカの中心、 「ヘソ」 にあたる部分だ。 このことから、僕の全米ドライブ計画が始った。 この街を “起点” に、 大学が休みになる度に、全米を車で巡った。 僕の全米旅行計画は、ここに始った。
その結果、思った事がある。 観光旅行の観光地になっていない “観光地” があるのだ。 たとえば、 “グランドキャニオン” や “ラスベガス” が観光地になるのは解かる。 しかし、 ラスベガスから北へ車で4時間ほどのところに “デスバレ一”(死の谷)という地域がある。 モハベ砂漠の中を延々と車で行くと、 突如、この世で見たこともないような“地獄” のような風景に出くわす。 突然現れる不思議な景色だ。ごつごつとした「ふじつぼのお化け」のようなものが何十キロにもわたって現れたかと思うと、迷路のような「奇岩」 の連続、 また、 砂漠の「砂」よりも粒子の細かい “パウダー状” の砂山などである。 こんな不思議な「取り合わせ」 が、 ある一定の場所だけに “存在”する。 この “場所”を最初に発見したアメリカ人が、 「何だこれは。 まさに “死の谷” ではないか」と叫んだことから、“デスバレー”と名つけられた。 実は、この地域は、その昔, “海底” であった場所なのだ。 したがって、隆起した 「深海」の景色がそのまま残っているのだ。 たとえば、 “マリアナ海溝” の海底の景色はだれも見ることはできないが、ここに来ると、それを見ることができる。 ここは、 国立公園でもあるので、 アメリカ人には知られているが、 日本の観光客にはあまり知られていない“観光地”だ。
他にもある。 たとえば、 オレゴン州の山中に“クレーター・レイク” という直径5キロほどの 「湖」 が、 何と、、 山の “頂上” にある。 その湖は、すばらしく透き通った“むらさき色” に輝く水をたたえている。 美しい。 この湖、 実は “隕石” が山に衝突し、その「へこみ」によってできたものなのだ。 直径5キロの「へこみ」ができるほどだ。相当、大きな物がぶつかったに違いない。 ここも、観光地になっていない “観光地”だといえる。
また、「地図にない町」がアメリカにはある。 当然ではあるが、 重要な軍用施設は、地図にのっていない。 1つの町全体が、軍用施設なのだが、 「その町」の名前は、 地図から消されている。 つまり、「町」そのものが、“無い”ことになっている。 一般の人は、絶対に踏み込めない町だが、 “ソ連崩壊” 後に、 僕は、これらの「軍用施設」 の行政視察に行ったことがある。 町の中に、この町の情報を与えるような、 「道路標識」や 「看板」 などは、一切ない。 ロッキー山脈の中の 「ある場所」につくられたこの町は、 「核戦争」 になった場合の 「司令部」 が置かれる “基地” として使われることになっていた。 「司令部」 は、 山ひとつをそのまま「くりぬいて」 地下、 150メートルほどの所に造られていた。こんな場所は、「観光」 では絶対に見られない場所である。 ドライブ旅行をやると、 いろんなことを経験する。 いつか、 ゆっくりとやってみてはどうだろうか・・・。
※著作権者:「O氏」
「アメリカ、 “ドライブ旅行の楽しさ”」:著作権者
著作権者:「O氏」
海外ツアーコンダクターとして世界を旅した経験豊かな旅行家であり、その深い洞察と豊かな表現力で旅の魅力を伝える当ブログに登載した「旅行記と旅エッセイ」の著者 (※著者から当ブログへの掲載の承諾を得ています。)※著者からの挨拶
- 過去の情報であることの確認: この記事の内容は過去の体験に基づいており、現在の状況と異なる可能性があることを理解してください。
- 最新情報の確認の重要性: 道路状況、観光地のアクセス、安全基準などに関しては、事前に最新の情報を確認することが重要です。
- 法律と規制の遵守: 現地の法律や規制、特に軍事施設や制限区域へのアクセスに関しては、適切な許可や手続きを確認し、従うようにしてください。
- 安全と責任ある旅行の実践: 旅行計画を立てる際には、安全を最優先に考慮し、責任ある行動を心掛けることが必要です。
【連載・まとめ記事】【連載・一覧】海外旅行の醍醐味を知る添乗員の旅行記&エッセイ
【要約】「アメリカ、 “ドライブ旅行の楽しさ”」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>
- アメリカの広大な道路網
- 全米横断・縦断の冒険
- 未開拓の観光地の発見
- 隠れた自然の驚異
- 地図にない町の謎
アメリカの広大な道路網
アメリカのドライブ・マップは網目のような道路網で、主要幹線道路は「インター・ステイト」と呼ばれる。
奇数番号の道路は南北を、偶数番号の道路は東西を走る。
例えば、有名な「ルート66」はロサンゼルスとシカゴを結ぶ。
詳細な道路地図は、GIS GeographyのUS Road Map
GIS Geographyのウェブサイトでは、アメリカ合衆国の主要な州間高速道路、限定アクセス高速道路、および主要道路を表示する詳細なアメリカの道路地図が提供。この地図には全50州とその州都、ワシントンD.C.の首都を含むほか、ハワイとアラスカのための別枠の地図もある。地図上では、州間高速道路とその他の主要道路を区別するために異なる色とシンボルを使用。
全米横断・縦断の冒険
40号線と35号線はそれぞれアメリカを東西、南北に横断・縦断する。
オクラホマシティーはこれらの道路が交差する場所で、アメリカの中心部に位置する。
ここが全米ドライブ計画の出発点となる。
未開拓の観光地の発見
アメリカには、グランドキャニオンやラスベガスのような有名な観光地以外にも、未開拓の魅力的な場所が多く存在する。
デスバレーはモハベ砂漠にあり、その独特の地形はかつての海底の景色を反映している。
公式ウェブサイトはこちら: Death Valley National Park (U.S. National Park Service)
隠れた自然の驚異
オレゴン州にあるクレーター・レイクは山頂に位置し、その透明な紫色の水は美しい。
この湖は隕石の衝突によって形成されたとされる。
地図にない町の謎
アメリカには地図に載っていない町が存在する。
これらは通常、重要な軍用施設を隠すために地図から消される。
そうした町には一般の人は立ち入れないが、軍用施設の行政視察の際に訪れることができる。
まとめ:「アメリカ、 “ドライブ旅行の楽しさ”」<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>
- アメリカの広大な道路網は、全米を縦横無尽に走る「インター・ステイト」で構成される
- 奇数番号の道路は南北方向、偶数番号の道路は東西方向に走る
- 有名な「ルート66」はロサンゼルスとシカゴを結ぶ東西の道路
- GIS GeographyのUS Road Mapでは、全米の主要道路が詳細に描かれている
- 40号線と35号線はアメリカを東西、南北に横断・縦断する
- 全米ドライブ計画の起点となるのは、これらの道路が交差するオクラホマシティー
- アメリカにはグランドキャニオンやラスベガス以外にも未開拓の魅力的な観光地が多数存在
- デスバレーはモハベ砂漠にあり、独特の地形が特徴
- クレーター・レイクはオレゴン州の山頂に位置し、透明な紫色の水をたたえる
- 地図に載っていない町が存在し、これらは通常重要な軍用施設を隠すために地図から消される
- 軍用施設の行政視察に行った経験があり、そこは核戦争時の司令部として使われる基地
- 旅行計画は安全を最優先に考慮し、責任ある行動を心掛けるべき
【連載・まとめ記事】【連載・一覧】海外旅行の醍醐味を知る添乗員の旅行記&エッセイ
【関連記事】ブルネイ観光つまらない?意外な楽しみ方
【関連記事】島根観光つまらない?隠れた魅力を再発見!
【関連記事】ドイツ観光つまらない?隠れた魅力を発見
【人気・まとめ記事】「生涯学習【科目別】」記事一覧
【人気・まとめ記事】「家族+」記事一覧
【人気・まとめ記事】【定点観測】「老後の資金がありません」記事一覧