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【連載⑱】都会的雰囲気の街:ワシントンDC “スミソニアン博物館” の旅<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

【連載⑱】都会的雰囲気の街:ワシントンDC “スミソニアン博物館” の旅<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>
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ワシントンDCへようこそ、アメリカの首都であり、都会的な魅力と文化の宝庫です。この都市は、スミソニアン博物館の膨大なコレクションや、アーリントン・セメタリーの静かな威厳など、数多くの歴史的、文化的名所を誇ります。

この記事では、ワシントンDCの都会的な側面を探りながら、訪問者がどのようにこの活気ある都市を体験できるかを紹介します。歴史に彩られ、未来に向かって進化し続けるワシントンDCのダイナミズムと多様性をご堪能ください。

  • ワシントンDCがアメリカの政治、文化の中心であること
  • スミソニアン博物館の多様な展示内容とその都会的な魅力
  • アーリントン・セメタリーとその歴史的重要性
  • ワシントンDCの多文化共生と都会生活の日常

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【原文】都会的雰囲気の街:ワシントンDC “スミソニアン博物館” の旅<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

原文そのまま

ワシントンDC “スミソニアン博物館” の旅

 アメリカ代表のオリンピックの水泳選手に、 「黒人選手」 がいないのはなぜか、 あなたはご存知だろうか? 陸上競技やバスケットボールでは、むしろ黒人選手が白人選手よりも活躍している。 しかし、 「水泳競技」 には、黒人選手は、ほとんどいないのである。 実は、これは、アメリカの歴史と深い関わりがある。 60年代、 「公民権運動」という黒人開放運動によって、黒人にたいする 「人種差別」 は表面上、法的には撤廃された。 しかし、長い間、 「白人社会」 であったアメリカでは、白人社会の中には、黒人と 「同じ水に浸かる」ことを嫌がるという意識が根強く残っている。 黒人も、それを知っており、 自然と 「水泳」 を避けるようになった。 事実、大学の体育の「履修科目」 でも “水泳” を選択する黒人学生は、ほとんどいない。 ここに、黒人は 「水泳」 をしたがらないといったスポーツの 「分化」 が起きてしまった。 これが、 アメリカで、黒人の水泳選手がいない一因になっていると言われている。

 僕のいた 中西部 「オクラホマ」 は、 どちらかと言うと、 白人の多い 「地域」であった。 大学でも黒人の「学生」は全体の10%くらいだ。 ある時、 こんなことがあった。 他大学から、黒人だけで 「編成」された、 バスケットボール部のチームが、 遠征試合にやってきていた。 バスケットのチームは、それぞれの 「ポジション」で、一番「優秀」な選手が、そのポジションに選ばれる。 その大学では、選ばれた選手が、たまたま全員が、「黒人」 だったのだ。 我が大学の 「白人・黒人」 混成チームは、このチームに「完敗」してしまった。 その日の夜、大学の「地下ホール」で学生達がパーティーをやっていた。 毎週、金曜日の夜に行われる、いつもの 「週末パーティー」 である。 もちろん、 だれでも 「参加」できるため、僕も顔を出そうと思い、 行ってみた。 すると、 「入り口」の受付に立っていた黒人学生に、「すまないね、 今夜は、黒人だけのパーティーなんだ。」と言って断られた。この時、僕は、 まだまだ「こころの底に」 人種のわだかまりがあることを知らされた。

 さて、そんな 「白人社会」 のアメリカにおいて、黒人が “住みたがる” 街がある。 それは、首都、 「ワシントンDC」 である。 これには大きな「理由」 がある。 アメリカでは、表面上、法的な 「人種差別」 はなくなった。 しかし、黒人にたいする 「雇用差別」 などは、 まだまだ、 アメリカ各地で行われていることも事実だ。 だが、 「自由と平等」 を掲げるアメリカは、首都であるワシントンDCだけは、建てまえ上、「雇用差別」があってはならない。そのため、この街だけは、全米の中にあっても雇用に対する 「差別」 がない 「街」となったのである。     

 大統領を「補佐」 する 「閣僚」の中にも、黒人が多く見られるのもそのためだ。このように、差別が少ないため、全米から「黒人」 が集まって、移り住むようになったのだ。その結果、この街の住民の7割が「黒人」でしめるようになった。 この街は、白人よりも「黒人」のほうが、圧倒的に多いのだ。 学生時代、 車で「全米旅行」をしていた時、 初めて、ワシントンDCに立ち寄ったときのことだ。お腹がすいたので、マクドナルドで、 ハンバーガーでも食べようと思い、店に入ると、 店員も客も全員が 「黒人」 だったのを覚えている。

 しかし、町の中を歩いていると、黒人は、それほど見かけない。 当然、昼間は、 オフィスの中で働いているのだから、町では見かけないのだが、街には、 世界中からの「観光客」 が、 毎日、たくさん歩いている。 この街での見所は、あまりにも沢山あるのだが、 「スミソニアン博物館」はどうだろう。ここはテーマごとに分かれた展示エリアがあるのだが、 全部、 見学するとなると3日くらいはかかるほどの広さだ。 ここでのお薦めは 「航空史博物館」 だ。 ここには、 世界の航空史に関するものが展示されている。 大西洋横断を果たした、リンドバークの「スピリット・オブ・セントルイス」 も空中から吊り下げられている。 わずか、6メートルほどの小さなプロペラ機であるが、こんな飛行機で大西洋を 「無着陸飛行」したと思うと “無謀”な気さえする。さらに、月面着陸した 「アポロ宇宙船」 も、 持ち帰った 「月の石」 とともに展示されている。 宇宙船の母船」は意外に小さい。 中には「機器」が詰まっており、 3人の 「宇宙飛行士」 が入ると全く身動きできないほどだ。     

 さて、もう1つの見所は、第2次大戦中の 「世界4大戦闘機」が展示してある部屋だ。 アメリカの「カーチス」 、 イギリスの「スピット・ファイアー」、ドイツの「メッサー・シュミット」 、 そして、 日本の 「ゼロ戦」 だ。 このうち、 日本の 「ゼロ戦」 だけは、 ピアノ線で空中から吊ってあり、 “急降下” の態勢をとっている。それぞれの戦闘機の前には、性能を表す 「データ」 が記載されたプレートがあり、 詳しく説明されている。 それぞれの戦闘機が使っていた 「機銃弾」の実物も展示されている。 スミソニアン博物館は、是非おすすめだ。    

 もう1つ、お薦めの場所がある。 それは、「アーリントン・セメタリー」 である。
 建国以来、アメリカ合衆国のために 「命」 を捧げてきた “無名戦士の墓” である。 広大なみどりの丘陵地に何万という 「白い十字架」 が建っている。 のんびりとした昼下がり、 ここの 「遊歩道」 を歩きながら静かな午後を過ごしてみよう。きっと、心の休まるひとときが過ごせるはずだ。 あの 「ケネディ大統領」の墓もここにある。 ふもとから、 丘を10分ほど登ったところに、 小さな「見晴台」のような空間があり、 ここに作られている。 墓は、 たて70センチ、 よこ90センチほどの小さな墓石に、 彼の名前が彫られたシンプルなものであるが、 決して消えることのない 「小さな灯下」とともに、地面の中に埋められている。 彼の娘2人の墓も、この左右にある。 以前は、この「3人の墓」 だけであったが、 再婚した「ジャックリーン夫人」 が亡くなった後、 彼女の墓もケネディ大統領のとなりに造られ、今では 「4人の墓」 がここに並べて造られている。 ここでの見所は、墓を守っているひとりの「衛兵」だ。墓の前を一定の間隔で、行き来しているのだが、決して見せることのない笑顔が、とても凛々しい。 「衛兵交代」の時間に居合わせたら最高である。     

この街は、ゆっくり 「散策」を愉しむには最高の街である・・・。

    ※著作権者:「O氏」 

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著作権者

著作権者:「O氏」

海外ツアーコンダクターとして世界を旅した経験豊かな旅行家であり、その深い洞察と豊かな表現力で旅の魅力を伝える当ブログに登載した「旅行記と旅エッセイ」の著者(※著者から当ブログへの掲載の承諾を得ています。)※著者からの挨拶

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【要約・解説】都会的雰囲気の街:ワシントンDC “スミソニアン博物館” の旅<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

  • 首都ワシントンDCの特別性:都会的雰囲気
  • スミソニアン博物館の見所:日本人の見所
  • アーリントン・セメタリー
  • 街の散策と文化体験:ワシントンDCの多様な文化

この旅行記(エッセイ)は実際の旅行の経験に基づいて語っており、その魅力や観光スポットなどが描かれています。

首都ワシントンDCの特別性:都会的雰囲気

ワシントンDCはアメリカの首都として、「自由と平等」の理念を体現し、多文化共生の理想を追求しています。他の都市と比べて雇用差別が少なく、政府や公共機関が集中する地域として、法的な監視も厳しいため、黒人を含む多様な民族や文化に対する開かれた姿勢があります。水泳競技やバスケットボールなどのスポーツにおいても、人種問題が目立ちにくく、教育や雇用、文化活動へのアクセスが充実しているため、黒人にとって特に住みやすい場所となっています。このように、ワシントンDCは多様性と包摂性が高く評価される地域として、黒人コミュニティにとって魅力的な居住地となっています。

スミソニアン博物館の見所:日本人の見所

スミソニアン博物館は、アメリカの首都ワシントンDCに位置し、その膨大なコレクションと展示で世界中の訪問者を引きつけています。特に航空史博物館は、航空と宇宙探査の歴史に関する印象深い展示で知られており、技術的な進歩や人類の冒険心を体感できる場所として注目されています。

航空史博物館は、初期の飛行機から現代のジェット機、そして宇宙探査機まで、航空技術の進化を一目で見ることができます。チャールズ・リンドバーグの「スピリット・オブ・セントルイス」や、アポロ宇宙船などの展示は、航空史上の重要なマイルストーンを示しています。これらは、空と宇宙を探求する人類の願望と成果を象徴するものであり、訪問者に深い感銘を与えます。

ここには、各時代を象徴する航空機が展示されており、技術革新や歴史的背景について学ぶことができます。第一次世界大戦と第二次世界大戦の戦闘機、冷戦期のスパイ飛行機、民間航空の発展を支えた機体など、航空史の様々な側面を探ることができます。これらの展示を通じて、訪れる人々は航空技術の進歩が人類の生活や歴史にどのように影響を与えてきたかを実感できるでしょう。

スミソニアン博物館には、日本人にとって特に興味深い展示も多数あります。例えば、第二次世界大戦時の展示では、日本の「ゼロ戦」が展示されており、その高度な技術と戦時中の戦略的重要性を知ることができます。また、日本の宇宙探査や航空技術の発展に関する展示もあり、日本が世界の航空技術にどのように貢献してきたかを学ぶことができます。日本からの訪問者は、これらの展示を通じて、日本の科学技術の歴史や文化的背景に触れ、世界の中での日本の位置を再認識する機会を得られるでしょう。

スミソニアン博物館の展示は、ただ歴史を伝えるだけでなく、訪問者に新たな発見や学びを提供し、さらには国や文化を超えて人々を結びつける力を持っています。航空史博物館の展示は、航空技術の進歩だけでなく、それを通じた人類の夢と探求の物語を語り、世界中の人々にインスピレーションを与え続けています。日本人訪問者も、この素晴らしい博物館での体験を通じて、自国の科学技術の過去、現在、そして未来について新たな視点を得ることができるでしょう。

アーリントン・セメタリー

アーリントン・セメタリー

アメリカの歴史を象徴するアーリントン・セメタリーは、無名戦士の墓をはじめとする多くの英雄が眠る場所です。

ここでは、広大な緑の中に並ぶ白い十字架が静かな雰囲気を醸し出しており、訪れる者にとっては感慨深い体験を提供します。また、ケネディ大統領の墓もこの地にあり、多くの人々が彼に敬意を表しに訪れます。

街の散策と文化体験:ワシントンDCの多様な文化

ワシントンDCは、アメリカの首都として政治、歴史、文化の中心でありながら、日常的な散策や文化体験の場としても魅力あふれる都市です。モニュメントや政府機関の壮大な建物から、静かな公園、活気ある市場まで、さまざまな顔を持つこの都市は、あらゆる人々に何かを提供します。

歴史愛好家は、国立航空宇宙博物館国立自然史博物館など、スミソニアン協会が運営する博物館群に足を運ぶことで、知識を深めることができます。また、リンカーン記念堂ワシントン記念塔などの国家的な記念物を訪れることで、アメリカの歴史を肌で感じることができるでしょう。

しかし、ワシントンDCの魅力は、これらの有名な観光スポットだけに留まりません。街を歩けば、多様な文化が共存する地区や、世界各国の料理を味わえるレストラン、個性的なショップやアートギャラリーが点在しており、地元の人々の日常に触れることができます。また、ストリートパフォーマンス市場フェスティバルなど、活気ある文化イベントも頻繁に行われています。

ワシントンDCを訪れたら、ぜひ時間を取って、これらの観光名所だけでなく、街の隠れた魅力を探索してみてください。地元のカフェで一息ついたり、公園でのんびり過ごしたり、地元の人々と交流したりすることで、この都市の多様な文化と活気に触れ、より豊かな体験ができるでしょう。ワシントンDCは、ただ歴史的な建造物や政治の中心地としてだけでなく、日常生活の中でさまざまな文化が交錯する生き生きとした都市として、訪れる人々に常に新しい発見と感動を提供しています。

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【まとめ】都会的雰囲気の街:ワシントンDC “スミソニアン博物館” の旅<海外旅行の醍醐味を知る添乗員による旅行記&エッセイ>

  1. ワシントンDCはアメリカの首都である
  2. 自由と平等の理念を体現している
  3. 多文化共生の理想を追求している
  4. 黒人にとって特に住みやすい街である
  5. スミソニアン博物館は多様な展示がある
  6. アーリントン・セメタリーはアメリカの歴史を感じることができる
  7. 歴史愛好家にとっての見所が豊富である
  8. 多様な文化が共存する地区が存在する
  9. 世界各国の料理を味わえるレストランがある
  10. 活気あるストリートパフォーマンスや市場がある
  11. 散策や文化体験に最適な街である
  12. 都会的な雰囲気とともに日常生活の文化が交錯している

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