ユニクロのリサイクル活動は、環境への取り組みとして多くの人々に知られていますが、実はボロボロの服もその対象となっているのをご存知でしょうか?
この記事では、ユニクロのリサイクルプログラム「RE.UNIQLO」におけるボロボロの服の取り扱いや、その背景にある環境への思いを詳しく解説します。
ユニクロがどのようにして、ボロボロの服でも再利用し、持続可能な社会への一歩を踏み出しているのか、その全貌を明らかにします。
- ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクルプログラムはボロボロの服も回収対象
- 回収された服はリユースや再利用され、環境への負荷を削減する取り組みが行われている
- ユニクロ、ジーユー、プラステで販売された全商品がリサイクルの対象
- ユニクロのリサイクル活動は、資源の効率的な利用と環境保護に貢献
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ユニクロのリサイクル:ボロボロの服でも大丈夫?
- 結論:ボロボロの服でもユニクロのリサイクルの対象になる
- 理由①:回収の状態についてボロボロの服を除外する表記がない
- 理由②:ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクルは、プログラムのシステム上、ボロボロの服も対象に含まれている
- ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・プログラムとは
- ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・リユースのしくみ
結論:ボロボロの服でもユニクロのリサイクルの対象になる
多くの人が疑問に思うこの点について、実際のところは、ボロボロの服でもリサイクルの対象となります。
理由は次の通りです。
理由①:回収の状態についてボロボロの服を除外する表記がない
回収の状態についての表記には、下記の通りWebサイト2カ所に
「衣料支援先によい状態でお届けするために、お洗濯のうえお持ちください。」
とあるのみである。
服の回収の際の注意点
- 全国のユニクロ・ジーユー・プラステ店舗にRE.UNIQLO回収ボックスを設置しています。
- ユニクロ・ジーユ―・プラステで販売した全商品が対象です。
- 衣料支援先によい状態でお届けするために、お洗濯のうえお持ちください。
- 貴重品等が入らないようご注意ください。
服の回収方法
- 全国のユニクロ店舗にRE.UNIQLO回収ボックスを設置しています。
- 回収ボックスにお持ちいただいた商品をお入れください。
- ※ジーユー・プラステ商品も回収しています。
- ※郵送では受け付けていません。
回収対象商品
- ユニクロ・ジーユー・プラステで販売した全商品
- (インナーやソックス、グッズ商品も含みます)
ご確認ください
- 衣料支援先によい状態でお届けするために、お洗濯のうえお持ちください。
- 貴重品等が入らないようご注意ください。
- 衣類のポケットなどに入っていたものに関しましては責任を負いかねます。
- 回収された商品の返還はできません。
- ジーユー・プラステ店舗にも回収ボックスを設置しています。対象商品であれば、どちらの店舗にお持ちいただいてもお預かりします。
<回収可能例>
・ジーユー商品をユニクロ店舗の回収ボックスに入れる
・ユニクロ商品・プラステ商品をジーユー店舗の回収ボックスに入れる
※引用先:RE.UNIQLO
理由②:ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクルは、プログラムのシステム上、ボロボロの服も対象に含まれている
ユニクロ(UNIQLO)にはサステナビリティ活動の一つとして、「RE.UNIQLO」リサイクルという活動があります。
この活動を理解すれば、ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクルはボロボロの服でも対象になる理由がわかります。
下記のユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・プログラムやユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・リユースのしくみに、
- CO2削減に貢献する代替燃料への再生
- リサイクルできない場合・燃料や防音材として再利用: リサイクルできない服は、燃料や防音材などの用途に再加工され、資源の有効な利用を支援する。
とあり、服の損傷度合いに関係なく「RE.UNIQLO」リサイクルシステムが成り立っている。
このことからも、ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクルはボロボロの服でも対象になることがわかる。
※参照:ユニクロTOP>ユニクロ カスタマーサービス>会社の取り組み・その他>サステナビリティ
ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・プログラムとは
ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・プログラムとは、ユニクロが提供する環境に優しいリサイクルプログラムのことを指します。
この「ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・プログラム」を要約すると
- ユニクロは「RE.UNIQLO」という取り組みを進めており、全商品のリサイクルとリユースを目指している。
- 「RECYCLE(生まれ変わらせること)」と「REUSE(くりかえし使うこと)」を進めることで、「REDUCE(資源のムダを減らすこと)」を実現し、明日へのより良い未来を築くためのアクションに参加する呼びかけがある。
- ユニクロは「服が、服に生まれ変わる時代」への挑戦を始め、ダウン商品のリサイクルを実施している。世界中でクローゼットに眠っているダウン商品を回収し、新たなアイテムに再利用している。
- この取り組みの一環として、難民への衣料支援やCO2削減に貢献する代替燃料への再生など、大きな成果を上げている。
- この取り組みにより、資源の効率的な利用と環境への負荷の削減を実現し、服が社会に貢献できると信じている。
※「RE.UNIQLO」参照
ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・リユースのしくみ
「ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・リユースのしくみ」は以下のようにまとめられます。
- 回収する: ユニクロ店舗で回収された不要な服は、RE.UNIQLO回収ボックスに収集される。
- 仕分けする: 収集された服は、リユースでそのまま活用するものと、リサイクルで新たに生まれ変わらせるものとに仕分けられる。
- リユースの場合・ニーズに応える: 季節、男女、サイズ、大人、子ども、気候、文化、宗教などお届け先のニーズにきめ細かく対応できるよう18種類に分類される。
- リサイクルできる場合・加工・再生する: 独自の技術で商品に使えるダウン・フェザーに再生。
- リサイクルできない場合・燃料や防音材として再利用: リサイクルできない服は、燃料や防音材などの用途に再加工され、資源の有効な利用を支援する。
- 世界中で役立つ: 回収・再生された服は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やNGO・NPOと提携し、難民キャンプや災害地域などで服が必要な人々に提供される。
※「RE.UNIQLO」参照
ボロボロでもリサイクル可能なユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル活動の詳細
- 「RE.UNIQLO」リサイクル:回収対象商品はなんでもいいの?
- 「RE.UNIQLO」リサイクル:回収対象の商品のブランド
- 「RE.UNIQLO」リサイクル:回収ボックスを設置している店舗
- 「RE.UNIQLO」リサイクル:回収対象商品持ち込みの際の注意点
- 「RE.UNIQLO」リサイクル」:キャンペーン情報の確認先について
- 開催中のRE.UNIQLOダウンリサイクルの期間限定キャンペーンでもボロボロでも回収の対象となる
「RE.UNIQLO」リサイクル:回収対象商品はなんでもいいの?
前述の通り、ユニクロのサイトには、対象商品として
- ユニクロ・ジーユー・プラステで販売した全商品
- (インナーやソックス、グッズ商品も含みます)
となっており、ユニクロのリサイクルプログラムは非常に幅広い商品を対象としています。しかし、全ての商品が対象というわけではありません。
例えば、アクセサリーや一部の特定商品はリサイクルの対象外となることがあります。そのため、持ち込む前に、対象商品のリストを確認することをおすすめします。
※参照1:ユニクロTOP>ユニクロ カスタマーサービス>会社の取り組み・その他>サステナビリティ
※参照2:RE.UNIQLO(リサイクル・リユース)について
「RE.UNIQLO」リサイクル:回収対象の商品のブランド
ユニクロ以外のリサイクル対象のブランド
- ジーユ―(GU)
- プラステ(PLST)
- 「ジーユー(GU)」とは
- ファーストリテイリンググループのブランド
- 日本発のファストファッションブランド
- トレンドアイテムを低価格で展開しており、若者を中心に人気、kidsもあり
- ブランドコンセプトは「YOUR FREEDOM 自分を新しくする自由を」
- 主力商品は、Tシャツ、カットソー、パンツ、アウターなど
- 世界に5000店舗以上を展開
- 「プラステ(PLST)」とは、
- ファーストリテイリンググループのブランドであり、日本発の上質な日常着を展開
- 旬なインポートアイテムとオリジナル商品を組み合わせており、オリジナル商品は素材、着心地、着こなしにこだわって開発
- ブランドコンセプトは「New Basic」
- 着心地の良さにこだわり、あくまで自分らしく、さりげなくトレンドを取り入れたファッションを提案
- 主力商品は、スティックパンツ、ジャケット、コート、ブラウス、ワンピースなど
- 国内に約150店舗を展開
「RE.UNIQLO」リサイクル:回収ボックスを設置している店舗
全国のユニクロ・ジーユー・プラステ店舗にRE.UNIQLO回収ボックスを設置しています。
対象商品であれば、どの店舗でも持ち込み可能で、消費者としては手軽にリサイクル対象の商品を持ち込むことができます。
ただ、全ての店舗に設置されているわけではないため、事前に店舗情報を確認することが大切です。
※郵送では受け付けていません。
「RE.UNIQLO」リサイクル:回収対象商品持ち込みの際の注意点
これも前述の通りです。
- 衣料支援先によい状態でお届けするために、洗濯のうえ持ち込むこと
- ポケットに貴重品等が入ったままにならないようにして持ち込むこと
- 回収された商品は返還されない
「RE.UNIQLO」リサイクル:キャンペーン情報の確認先について
ユニクロのリサイクルRE.UNIQLOは、常時、対象商品の回収がおこなわれています。
これに対し、リサイクルRE.UNIQLOの「キャンペーン」は期間をもうけて行われています。
これら開催状況はキャンペーンのサイトを見てもらえば
- 開催中のキャンペーン
- 既に終了したキャンペーン
などがわかり、たいへん便利です。
※参照:ユニクロTOP>ユニクロ カスタマーサービス>キャンペーン・コラボ商品>キャンペーン
開催中のRE.UNIQLOダウンリサイクルの期間限定キャンペーンでもボロボロでも回収の対象となる
2023年10月22日現在、
RE.UNIQLO ダウンリサイクルキャンペーン(期間限定)
が開催されています。
詳細はキャンペーンサイトを確認してください。
- キャンペーン期間・対象店舗
- 2023年9月29日(金)~2023年12月14日(木)
- 全国のユニクロ店舗
- 店舗・オンラインストアともに、郵送での受け付けは行っておりません。
- キャンペーン対象商品
- ユニクロでこれまで販売した、すべてのダウン商品(MEN/WOMEN/KIDS)※BABYは除く。
- ダウン商品回収方法
- ご来店の際は、全商品リサイクルボックスに入れずに、スタッフまでお声掛けください。
- クーポン付与方法
- お持ちいただいたスマートフォンに、スタッフにてオンラインストア会員情報にデジタルクーポンを付与させていただきます。
- クーポン使用期間・使用条件・使用方法
- 2023年9月29日(金)~2024年2月29日(木)
【対比一覧】
このダウンの商品に限ったキャンペーンは今まで説明した一般のリサイクルと違いがあるので、わかりやすいように対比一覧表を作成しました。
「RE.UNIQLO(リサイクル・リユース)について」および「RE.UNIQLO ダウンリサイクルキャンペーンについて」の主要なポイントの対比一覧表
RE.UNIQLO(リサイクル・リユース) | RE.UNIQLO ダウンリサイクルキャンペーン | |
---|---|---|
取り組み概要 | 全商品をリサイクル、リユースする取り組み。 | ダウン素材のリサイクルを実施。 |
衣服回収と利用 | 不要になった服を回収し、リユース。 | 不要になったユニクロのダウン商品を回収。 |
利用先 | 難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中に提供。 | クーポンプレゼントとして活用。 |
リサイクル | リユースできない服は燃料やリサイクル素材として活用。 | ダウンとフェザーの100%リサイクルを進める。 |
服の回収方法 | ユニクロ・ジーユー・プラステ店舗にRE.UNIQLO回収ボックスを設置。 | ユニクロ店舗に持参。 |
回収対象商品 | ユニクロ・ジーユー・プラステで販売した全商品。 | ユニクロで販売されたダウン商品とダウングッズ。 |
ボロボロ度合い | RE.UNIQLOのシステム上、ボロボロ度合いに関係なく回収される。 | 破損・汚損が生じている場合も回収の対象となる。(ファスナーなどの破損がある場合も含む) ダウンやフェザーが入っていない場合は対象外。 生地が破れている場合は、ダウンが飛び出さないようテープなどで止めて持参。 |
キャンペーン期間 | – | 2023年9月29日から2023年12月14日まで。 |
クーポンプレゼント | – | 対象商品1点につき、5000円以上のお買い上げで500円割引デジタルクーポンを1枚プレゼント。 |
クーポン使用期間 | – | 2023年9月29日から2024年2月29日まで。 |
クーポン使用条件・使用方法 | – | ユニクロ店舗・オンラインストアで使用可能。ユニクロオンラインストアの会員登録(無料)が必要。5,000円以上のお買い物で1枚利用できる。 |
まとめ:ユニクロリサイクル: ボロボロの服でもOK!
- ユニクロのリサイクルはボロボロの服でも対象である
- 回収の状態についてボロボロの服を除外する表記は存在しない
- ユニクロは「服が、服に生まれ変わる時代」への挑戦を開始している
- ユニクロの「RE.UNIQLO」リサイクル・プログラムは環境に優しい取り組みである
- 全国のユニクロ・ジーユー・プラステ店舗に「RE.UNIQLO」回収ボックスが設置されている
- 「RE.UNIQLO」リサイクルは、全商品のリサイクルとリユースを目指している
- ユニクロ・ジーユー・プラステで販売した全商品がリサイクルの対象である
- 回収された服は、リユースやリサイクル素材として再利用される
- リサイクルできない服は、燃料や防音材として再利用される
- 難民への衣料支援やCO2削減に貢献する代替燃料への再生などの取り組みがある
- 期間限定のキャンペーンとしてダウン商品のリサイクルを実施しており、このキャンペーンでも生地が破れている場合は、ダウンが飛び出さないようテープなどで止めて持参すれば回収の対象となる。
以上が、ユニクロのリサイクルに関する主要なポイントです。
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